猫のプスプスって病気なの?

猫のプスプスって病気なの?

愛猫が呼吸をするたびに、お鼻からプスプスと小さな音が聞こえてきて、少し不安になったことはありませんか?
または、SNSなどで海外の人が猫にプスプスと話しかけているのを見て、「これってどういう意味なんだろう?」と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、この言葉には「健康を知らせる大切なサイン」と「猫ちゃんが喜ぶコミュニケーション」という、まったく違う2つの秘密が隠されているんです。
この記事を読めば、お家の猫ちゃんのお鼻のトラブルにいち早く気づいてあげられるようになりますよ。
さらに、世界中の猫ちゃんと仲良くなれる素敵な魔法の言葉も知ることができます。
大切な愛猫とこれからも安心して楽しく暮らしていくために、一緒に詳しく見ていきましょうね。

猫のプスプスには2つの大切な意味が隠されています

猫のプスプスには2つの大切な意味が隠されています
調べてみると、このキーワードには大きく分けて2つの意味があることがわかります。

ひとつ目は、猫ちゃんのお鼻や呼吸から聞こえる異音のことですね。
これは、鼻づまりや風邪など、何かしらの不調を抱えているサインであることが多いとされています。
猫ちゃんは基本的に口で呼吸するのが苦手なので、少しの鼻トラブルでも苦しくなってしまうことがあるんですね。

ふたつ目は、海外でよく使われている猫ちゃんを呼ぶときのかけ声(pspsps)です。
不思議なことに、この音を聞くと多くの猫ちゃんが思わず振り向いてしまうと言われているんですよ。

つまり、健康面での「気をつけて!」というサインと、行動学的な「こっちにおいで」という両方の側面を持っている言葉なんですね。
全く違う意味があるなんて、とても興味深いと思いませんか?

なぜ鼻から音が鳴ったり、呼びかけに反応したりするのでしょうか?

なぜ鼻から音が鳴ったり、呼びかけに反応したりするのでしょうか?
なぜこのような現象が起きるのか、それぞれの理由について詳しく見ていきましょうね。

鼻から異音が鳴ってしまう理由

猫ちゃんのお鼻の穴はとっても小さくできています。
そのため、ほんの少し鼻水が出たり、異物が入ったりしただけでも、空気の通り道が狭くなってしまうんですね。
人間なら少し鼻が詰まったくらいですみますが、猫ちゃんにとっては大問題になることもあります。
基本的に鼻呼吸しかしない動物なので、鼻が詰まるとすぐに呼吸が苦しくなり、「プスプス」「ブーブー」といった音が鳴ってしまうとされています。

「ただの風邪かな?」と思っていても、実はウイルス感染やアレルギーなど、さまざまな原因が隠れているかもしれません。
特に「猫カリシウイルス感染症」などの病気では、初期症状として軽い鼻水と小さなプスプス音が現れることが多いと言われています。
また、ペルシャやエキゾチックショートヘアのようなお鼻が低い猫種の子たちは、生まれつきお鼻の通り道が狭いため、プスプスと鳴りやすい傾向があるようです。

プスプスという呼びかけに反応する理由

一方で、飼い主さんが声をかけたときに猫ちゃんが振り向くのには、猫ちゃん特有の聴覚と本能が関係しているようです。

猫ちゃんは、私たち人間の約3倍も高い音(高周波)を聞き取ることができる優れた耳を持っています。
「pspsps(プスプスプス)」という音には、この高周波の成分がたくさん含まれているため、猫ちゃんの耳にとても届きやすいんですね。

また、この「プ」や「ス」という途切れるようなリズムが、落ち葉がガサガサ鳴る音や、小さなネズミや虫が動く音に似ているとも言われています。
そのため、眠っていた狩猟本能がチクチクと刺激されて、「なんだろう?」とつい気になってしまうのかもしれませんね。
母猫が子猫に危険を知らせるときの鳴き声に似ているから、という説もあるんですよ。
一生懸命耳を傾ける姿を想像すると、なんだか愛おしくなりますよね。

日々の生活で気をつけたいことと、楽しみ方のヒント

日々の生活で気をつけたいことと、楽しみ方のヒント
ここからは、実際にどんなことに気をつければいいのか、そしてどんな風にコミュニケーションを楽しめばいいのかを、具体的な例を交えてご紹介しますね。

早めに獣医さんに診てもらいたい症状の目安

もし愛猫のお鼻からプスプスと音が聞こえたら、まずは落ち着いて様子を観察してみてくださいね。
次のような症状が一緒に出ている場合は、少し急いで動物病院を受診してあげたほうが安心かもしれません。

  • プスプスという音がずっと続いていて、明らかに呼吸が苦しそう
  • 鼻水やくしゃみ、目やにが出ている
  • 熱があったり、ご飯を食べずにぐったりしている
  • 口をハァハァと開けて呼吸をしている

特に口を開けて呼吸している場合は、猫ちゃんにとってかなり緊急性が高いサインだと言われています。
「少し様子を見ようかな」と迷わずに、早めに獣医さんに診ていただき、必要であればレントゲンや血液検査をお願いするのが良いかもしれませんね。
少しでも早く楽にしてあげたいですよね。

お家でできる鼻トラブルの予防とケア

病気まではいかなくても、お家の中の環境が原因で鼻が鳴ってしまうこともあるんですね。
たとえば、お部屋のホコリやハウスダスト、外から持ち込んでしまった植物の種、そして自分の抜け毛を吸い込んでしまうことで、お鼻のトラブルが起きるケースも少なくないと言われています。

特におおよそ11月や3月といった換毛期の季節は、抜け毛がグッと増えますよね。
こまめに掃除機やコロコロをかけたり、空気清浄機を使ったりして、お部屋を清潔に保つことが予防につながります。
定期的に優しくブラッシングをしてあげることも、抜け毛を減らすのにとっても効果的ですよ。
また、お部屋が乾燥しすぎると鼻の粘膜が弱くなってしまうので、適度な湿度を保ってあげるのも優しさですね。

世界中で愛される「プスプス」という魔法の言葉

お鼻の不調がない元気な猫ちゃんには、ぜひコミュニケーションとしてこの音を使ってみてください。
実はブルガリアなどのヨーロッパでは、猫ちゃんを呼ぶときに「PSPSPSPS(プスプスプス)」と声をかけるのがとっても一般的なんです。

ドイツに住んでいる方の体験談でも、街角の猫ちゃんに「プスプス」と話しかけると、驚くほどよく反応して近寄ってきてくれるそうですよ。
日本でも、「日本語で名前を呼ぶよりも、プスプスのほうがパッと振り向いてくれる!」と実感している飼い主さんが増えているみたいです。
国境を越えて通じる世界共通の猫語があるなんて、なんだかロマンチックでワクワクしますよね。
ぜひ今日から、愛猫との遊びのなかで試してみてはいかがでしょうか。

愛猫のサインを見逃さず、楽しいコミュニケーションを

今回は、猫のプスプスというキーワードに隠された、2つの大切な意味についてお話ししてきました。

お鼻からプスプスと音が聞こえるときは、風邪やウイルス感染、異物の詰まりなど、健康上のトラブルを抱えている可能性が高いことがわかりましたね。
特に猫ちゃんにとって鼻づまりはとても辛いものなので、決して軽く見ずに、お部屋のお掃除や保湿を心がけてあげてください。
少しでも苦しそうな様子があれば、すぐに獣医さんに診てもらうことが何より大切です。

一方で、私たちが「プスプス」と声をかけることは、猫ちゃんの狩猟本能や好奇心を優しくくすぐる素敵なコミュニケーションになります。
健康なときの遊びや触れ合いのきっかけとして、ぜひ海外の文化を取り入れてみてくださいね。

迷ったときは一人で抱え込まずに獣医さんへ相談を

大切な家族である猫ちゃんのちょっとした変化に気づけるのは、毎日一番近くで見守っているあなただけなんですよね。
「ただの鼻づまりかもしれないけど、念のため診てもらおうかな」
その優しい気遣いが、猫ちゃんの健康と命を守る大きな一歩につながります。

もし今、愛猫のお鼻の音が気になってこの記事を読んでくださっているのなら、今日か明日にでも、かかりつけの動物病院にお電話してみてはいかがでしょうか。
「何事もなくてよかったね」と安心できれば、それが一番嬉しいことですよね。
一人で不安を抱え込まずに、プロである獣医さんに頼ってみてくださいね。

そして、すっかり元気になったら、ぜひ「プスプス」と優しく呼びかけて、一緒に楽しい時間を過ごしてください。
あなたと猫ちゃんが、これからもずっと健やかで穏やかな毎日を送れるよう、心から応援しています。