
普段とは違う音がすると、「もしかして風邪をひいたのかな?」「それともただの鼻づまり?」と、とても気になりますよね。
「様子を見ていて大丈夫なのか、それともすぐに動物病院へ連れて行くべきなのか」と悩んでしまう飼い主さんはきっと多いと思います。
この記事では、猫の呼吸から聞こえるプシュプシュ音の正体や、考えられる原因について詳しくお話ししていきますね。
最後まで読んでいただければ、どんな時に病院へ行くべきかの目安がわかり、愛猫の異変に焦らず対応できるような明るい未来が待っていますよ。
大切な家族である猫ちゃんのために、一緒に学んでいきましょう。
プシュプシュ音は放置しないで!何らかの異常のサインです

健康な猫ちゃんの場合、スーピースーピーという寝息は聞こえても、起きている時の呼吸音はほとんど聞こえないのが普通なんですね。
つまり、鼻から「プシュプシュ」や「プスプス」「ズーズー」といった音が聞こえてくる時点で、何かしらの理由で空気の通り道が狭くなっている可能性が高いと言われています。
鼻水や粘液、あるいは何らかの異物などが原因で、スムーズに呼吸ができていないサインのようです。
「ただの軽い鼻づまりかな?」と様子を見すぎてしまうと、気づかないうちに症状が重くなってしまうこともあるかもしれません。
この音は完全に無害とは言い切れない症状として扱われているため、「少し音がするくらいなら大丈夫」と思わずに、しっかりと気にかけてあげることが大切なんですね。
なぜプシュプシュ音が鳴るの?考えられる原因とは

原因は幅広くいくつか考えられますので、状況別にご紹介していきますね。
軽い風邪や上部気道の感染症
原因として多く考えられているのが、いわゆる「猫風邪」などの感染症の初期症状です。猫カリシウイルスや猫ヘルペスウイルスといったウイルスに感染すると、初期は「鼻水が出てプシュプシュ鳴る」といった症状だけのことが多いんですね。
もしそのまま進行してしまうと、くしゃみや目やに、発熱、そして元気がなくなってしまうこともあるかもしれません。
早めに気づいてあげることが、悪化を防ぐための第一歩になりますよ。
アレルギーや環境が影響していることも
私たち人間と同じように、猫ちゃんもアレルギーで鼻が詰まってしまうことがあるんです。ハウスダストや花粉、香りの強い洗剤や柔軟剤、タバコや線香の煙などが原因になることも考えられています。
また、11月や3月頃の換毛期には、舞い上がった自分の抜け毛を吸い込んでしまって、鼻炎のような症状を起こし、プシュプシュ鳴ることもあるそうです。
お部屋の環境を一度見直してみるのも良いかもしれませんね。
異物(毛やホコリ、砂など)が入り込んでいる
猫ちゃんは好奇心旺盛で、あちこちのニオイを嗅ぐのが大好きですよね。その時に、ホコリや小さな砂、あるいは自分の抜け毛などを鼻に吸い込んでしまって、部分的に詰まってしまうことがあるんです。
「昨日まで何ともなかったのに、突然プシュプシュ鳴り始めた」とか、「片方の鼻からだけ音がする」といった場合は、もしかしたら異物が入ってしまったのかもしれませんね。
無理に自分で取ろうとすると奥に押し込んでしまう危険があるので、こんな時も獣医さんにお任せするのが一番安心ですよ。
鼻の短い猫種(短頭種)ならではの理由
ペルシャやエキゾチックショートヘア、ヒマラヤンといったお顔が平らな「鼻ぺちゃ」の猫ちゃんたち。この種類の子たちは、体の構造的にどうしても鼻が詰まりやすく、普段から軽いフガフガ音やプシュプシュ音が出やすいと言われています。
ただ、「いつもより音が大きいかも」「なんだか苦しそうだな」と感じた時は、やはり何らかの異常が起きているかもしれません。
普段の音をしっかり覚えておいて、違いに気づいてあげることが大切ですね。
重い呼吸器の病気や心臓の病気
少し怖いお話になってしまいますが、肺炎や気管支の病気、心臓の病気、あるいは鼻や喉の腫瘍などが原因で呼吸音が変わることもあります。特に、シニア世代の高齢猫ちゃんや、長い間慢性的に症状が続いている場合には、より一層の注意が必要です。
「年をとったからフガフガ言っているのかな?」と自己判断せずに、定期的な健康診断も兼ねて一度診察してもらうことをおすすめします。
動物病院へ行くべき?注意したい危険なサイン
プシュプシュ音が聞こえた時、「今すぐ病院に連れて行くべき?」と迷ってしまうことはわかりますよね。ここでは、特に注意していただきたい症状をいくつか挙げてみたいと思います。
子猫のプシュプシュ音は要注意
もし子猫からプシュプシュ音が聞こえたら、それは少し急いだほうが良いサインかもしれません。子猫の場合は、猫風邪などのウイルス感染症の初期症状であるケースが多いとされています。
子猫は体力が少ないため、症状が急に悪化してしまうリスクがあるんですね。
また、同居している他の猫ちゃんにうつりやすいウイルスであることも多いため、「子猫がプシュプシュしていたら、当日や翌日には動物病院へ行く」というくらいの気持ちでいると安心ですよ。
呼吸の様子がおかしい時はすぐに病院へ
音だけでなく、呼吸の仕方そのものに異変がある場合は、すぐに獣医さんに診てもらう必要があります。以下のような様子が見られたら、急いで病院へ連れて行ってあげてくださいね。
- 口を開けてハァハァと呼吸している(パンティング)
- お腹や胸が大きく波打ち、明らかに苦しそうにしている
- 呼吸がすごく速くて浅い、または逆にものすごく遅い
- 舌や歯ぐきが紫色っぽくなっている(チアノーゼ)
こうした症状は、呼吸器や心臓などの重い病気が隠れている可能性もあるため、一刻を争うかもしれません。
元気や食欲がない時も危険なサイン
呼吸の異常に加えて、「いつもより元気がない」「じっと動きたがらない」「ご飯を食べない、お水も飲まない」といった様子が見られたら、それも心配なサインです。また、耳や肉球を触ってみて「いつもより熱いな」と感じる時は、高熱が出ているのかもしれません。
「プシュプシュと音が鳴る状態で、何事もないというのはあまり考えられない」という専門家の声もありますので、様子見をしすぎないように気をつけてあげたいですよね。
プシュプシュ音が聞こえたら早めの行動を
愛猫から「プシュプシュ」という音が聞こえる時の原因や、注意すべきサインについてお話ししてきました。健康な猫ちゃんは呼吸音がほとんどしないため、プシュプシュという音が聞こえたら、鼻水や異物などで空気の通り道が狭くなっているサインなんですね。
原因は軽い風邪からアレルギー、重い疾患まで様々ですが、「きっとただの鼻づまりだろう」と放置してしまうのは少し心配です。
特に子猫や高齢の猫ちゃん、そして呼吸が苦しそうな様子や元気がない時は、迷わず動物病院を受診してくださいね。
飼い主さんの早めの気づきと行動が、愛猫の健康を守る一番の鍵になるはずです。
大切な愛猫の笑顔を守るためにできること
「病院に連れて行くほどではないかも…」と悩むお気持ち、とてもよくわかります。でも、言葉を話せない猫ちゃんだからこそ、小さな異変に私たちが気づいてあげたいですよね。
もし病院へ行って「軽い風邪ですね」と言われたなら、それはそれで安心材料になります。
受診して治療を始めた後は、おうちでもサポートをしてあげるとさらに良いかもしれませんね。
例えば、ガーゼや柔らかいコットンをぬるま湯で湿らせて、鼻の周りや固まった鼻水だけをそっと優しく拭き取ってあげるようなケアもおすすめとされています。
ただし、これはあくまで受診後の補助的なケアとして行ってくださいね。
愛猫がいつも通りに快適に過ごせるよう、ちょっとした「プシュプシュ」のサインを見逃さず、優しく寄り添ってあげましょう。
あなたのその温かい気遣いが、きっと愛猫の健康で幸せな毎日を守ってくれますよ。