ネコババってどこから犯罪になるの?

ネコババってどこから犯罪になるの?

道端で現金を拾ったり、お店のレジに前の人が忘れたお釣りがあったり……。
「ちょっとくらいならラッキーかも」と、つい魔が差してしまいそうになる瞬間ってありますよね。

でも、いわゆる「ネコババ」と呼ばれるこの行為、軽く考えていると、後から大きなトラブルに発展してしまうことがあるんです。
この記事では、そんな「どこからがアウトで、どんなリスクがあるのか」という疑問について、分かりやすくひも解いていきますね。

最後まで読んでいただければ、うっかりトラブルに巻き込まれるのを防ぎ、毎日をモヤモヤせず安心して過ごせるようになりますよ。

実は「ネコババ」は立派な犯罪になる可能性があるんです

実は「ネコババ」は立派な犯罪になる可能性があるんです

結論からお伝えすると、拾った物や預かった物をこっそり自分のものにしてしまう行為は、法律違反として罪に問われる可能性が高いんですね。
「ほんの少しだから」「誰にも見られていないから」と軽く考えてしまいがちですが、決して見過ごされるものではありません。

日常会話でよく使うスラングなので、少し軽いイメージがあるかもしれませんね。
でも、持ち主がいるものを勝手に自分の懐に入れてしまうと、警察のお世話になってしまうかもしれない、とてもリスクのある行動なんです。

「まさか自分が犯罪者になるなんて」と驚かれるかもしれません。
ですが、実際にちょっとした出来心から大きな後悔に繋がってしまったケースはたくさんあるんですよ。

軽い気持ちが法律違反になってしまう理由とは?

軽い気持ちが法律違反になってしまう理由とは?

では、なぜ「ネコババ」が犯罪になってしまうのでしょうか。
ここからは、法律との関係や、現代ならではの事情について詳しく見ていきましょう。
理由が分かれば、きっと気をつけるべきポイントが見えてきますよ。

法律上には「ネコババ」という言葉はありません

そもそも「ネコババ」というのは、猫が自分のフンに砂をかけて隠す様子からきた俗語だと言われることが多いんですね。
「悪いことをしてこっそり隠す」というイメージから、拾い物を自分のものにする行為を指すようになりました。

そのため、六法全書などの法律用語の中に「ネコババ罪」というものは存在しません。
ですが、その行為の内容によって、さまざまな実際の犯罪に当てはまってしまうんです。
言葉の響きは可愛らしくても、やっていることはれっきとした違法行為になってしまうんですね。

落とし物を自分のものにすると「占有離脱物横領罪」に

もっともよくあるケースが、道端に落ちている現金や財布を拾って、交番に届けずに使ってしまうことですよね。
これは法律上、「占有離脱物横領罪(遺失物等横領罪)」という罪に問われる可能性があります。

「占有離脱物」というのは、誰かの手から離れてしまったけれど、まだ誰かの持ち物である、という状態のものです。
これを勝手に自分のものにすることは、持ち主の権利を奪うことになってしまいます。
「100円くらいならいいよね」という気持ちでも、法律上はアウトになってしまうかもしれないので注意が必要ですね。

会社の備品などを持ち帰るとさらに重い罪に?

道端の落とし物だけでなく、自分が仕事で預かっているお金や、会社の備品をこっそり持ち帰る行為も「ネコババ」と呼ばれることがありますよね。
この場合は、自分の手元にある「他人の物」を勝手に自分のものにすることになるため、「横領罪」や「業務上横領罪」という、さらに重い罪になることがあるんです。

「会社のボールペン一本くらい……」と思っていても、それが積み重なれば会社からの大きな信頼を失うことにもなりかねません。
ビジネスの場では、ほんの小さなことでも厳しく罰せられることがあると覚えておきたいですね。

現代は「バレない」が通用しにくい社会です

「でも、夜道でこっそり拾えば誰にもバレないのでは?」と思ってしまう方もいるかもしれませんね。
実は、今は昔と違って、街の至るところに防犯カメラや車のドライブレコーダーが設置されているんです。

物を拾った瞬間の映像がばっちり残っていて、後日警察が自宅にやってきた……なんていう話も珍しくありません。
さらに、SNSに「お財布拾った!」と軽い気持ちで写真を投稿したことが証拠になり、大炎上してしまうケースもあるんですね。
「誰にも見られていない」という甘い考えは、現代ではとても危険なんですよ。

日常に潜む「これってアウト?」な3つのケース

日常に潜む「これってアウト?」な3つのケース

法律の話を聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、私たちの身近な生活の中にも、ネコババになり得る危険はたくさん潜んでいます。
ここでは、最近よく問題になりやすい具体的なケースを3つご紹介しますね。
「もしかしたら、自分もやりそうになっていたかも」と一緒に想像しながら読んでみてください。

ケース1:落ちていたICカードや電子マネーを使ってしまった

駅や道端で、誰かが落とした交通系ICカードを拾ったとします。
「チャージ残高が残っているから、これでお弁当を買っちゃおう」と使ってしまうケース、実はニュースでもよく見かけるんです。

これは、単に拾ったものを届けない罪だけでなく、お店の人を騙して商品を受け取ったとして、「詐欺罪」や「窃盗罪」などに問われる可能性があります。
電子マネーやクレジットカードは利用履歴がすぐに追跡されてしまうため、あっという間に持ち主に連絡がいってしまうんですね。
キャッシュレスの時代だからこそ、こういった行為はすぐに発覚してしまうと気をつけたいですね。

ケース2:間違って届いた荷物をそのままもらった

ネット通販を利用していて、全く見に覚えのない商品が自宅に届いたことはありませんか。
「頼んでいない高級なフルーツが来た!ラッキー!」と、そのまま食べてしまうのはとても危険なんです。

誤配送だとわかっていながら自分のものにしてしまう行為も、立派なネコババの一種と言えます。
配送業者や通販サイトに連絡せず着服すると罪に問われる可能性があるんです。
間違った荷物が届いたら、ワクワクする気持ちをグッとこらえて、必ず業者さんに確認するようにしたいですね。

ケース3:会社の備品や経費を私物化してしまった

会社で使っているコピー用紙や文房具を、「家のプリンターで使おう」と持ち帰ってしまうケースです。
また、会社の経費で落ちるからといって、私用の買い物をこっそり混ぜてしまうことも含まれますね。
「みんなやってるし」という空気があったとしても、それは決して許されることではありません。

こうした社内でのネコババ行為は、発覚したときに懲戒解雇など厳しい処分を受けることになりかねません。
法律上の罪になるだけでなく、これまでのキャリアや人間関係を一瞬で失ってしまう、とても怖い行為なんですね。

正しい対応を知ってトラブルから身を守りましょう

ここまで、ネコババの意味やリスクについて一緒にお話ししてきました。
少し怖いお話もあったかもしれませんが、内容を簡単に振り返ってみましょう。

  • ネコババは俗語ですが、法律違反(占有離脱物横領罪や窃盗罪など)になる可能性が高い行為です。
  • 防犯カメラやICカードの履歴、SNSの普及などで、あっという間にバレてしまう時代です。
  • 道端の落とし物だけでなく、誤配送の荷物や会社の備品の持ち帰りにも注意が必要です。

「少しだけなら」「誰も見ていないから」という出来心は、誰にでも起こり得ることかもしれません。
ですが、その一時の感情で、後から警察の捜査を受けたり、周りからの信用を失ってしまったりするのは、とても悲しいことですよね。
ネコババされた相手も、大切な物をなくして深く落ち込んでいるはずです
お互いが気持ちよく過ごすためにも、正しい行動をとることが何より大切なんですね。

迷ったときは「届ける・確認する」を大切に

もしも道端で何かを拾ったり、誰かの忘れ物を見つけたりしたときは、そのままにせず、近くの交番やお店の人に届けてあげてくださいね。
「これってどうなんだろう?」と迷ったときは、持ち主に確認したり、然るべき場所に連絡したりするのが一番です。

あなたのその親切な行動は、落とし主をホッとさせるだけでなく、きっと巡り巡って、あなた自身を安心させてくれるはずですよ。
ルールを守ることは、自分自身を守ることでもあります。
これからも、トラブルのない穏やかで心地よい毎日を過ごしていけるよう、心から応援しています。